エンダー大好き「ポイキャン!」管理人です。
皆様、エンダー、ルートビアと聞いてピンと来るでしょうか?
エンダーとは、アメリカ発ファストフードチェーン店「A&W」の略称で、そこで提供されている清涼飲料水が「ルートビア」です。
・・・と言われても、いまいちピンと来ないでしょう。なぜなら、日本には沖縄県以外に「A&W」が展開されていないからです。
今回は沖縄旅行で欠かせない「エンダー」と「ルートビア」について、そのルーツから実際のレポートを含めてご紹介していきます。
「A&W」とは?
「A&W」とはファストフードチェーン店のことで、1919年にアメリカのカリフォルニアで創業されました。現在アメリカ以外では、欧州やインドネシア等のアジア、日本の沖縄県などで展開されています。
日本では沖縄県にしか存在しないため、沖縄を訪れた際はぜひ入ってみましょう!
「エンダー」という呼称の由来
エンダーとは、先ほどさらっと触れた通り「A&W」の略称です。
呼称の由来ですが、アメリカ人の発音「エィ・ァンド・ダーボゥ」を真似たのがきっかけと言われています。沖縄へのA&W上陸はなんと1963年。
まだ沖縄が日本復帰していない時代に遡ります。50年以上前から沖縄県民の間で親しまれてきた「エンダー」という愛称は、これからも大切にしていきたいですね。
マクドナルドやドムドムハンバーガーより前に、日本(復帰前の沖縄)に上陸していたなんて、驚きですね。
エンダーのおすすめ店舗タイプ
「A&W」には店舗タイプが何種類かあり、大きく通常の「路面店タイプ」「ドライブインタイプ」「ドライブスルータイプ」となります。
ドライブインタイプ
レンタカーなど車がある方は、ドライブインタイプをぜひともオススメします。
引用:A&W
こちらがドライブインタイプです。(写真は牧港店)
ディズニーピクサーの「カーズ」で登場する、フローが経営する喫茶店(ガソリンスタンド)を彷彿とさせますね。
インターフォンでオーダーし、車の中で食べるスタイルです。50’sアメリカンの雰囲気を体感することができます。
ドライブスルータイプ
私は、ドライブスルータイプの店舗「A&W糸満店」を利用しました。
店内の堅い椅子やテーブルの配置など、アメリカンな雰囲気でした。地元のおじさん達がルートビア片手に談笑しており、沖縄県民にとって身近な存在であることを再認識。
路面店タイプ
他にも、路面店タイプである「A&W国際通り松尾店」も利用しました。国際通りで疲れた時にも活躍しますね。
「ルートビア」とは?
ルートビアとは、A&Wから販売されている清涼飲料水です。コーラのようなドリンクですが、そのクセのある味から好みが分かれます。
ドクターペッパーも独特な風味ですが、ルートビアと比較するとドクターペッパーは杏仁豆腐の様な、フルーティな甘みです。対するルートビアは甘いだけでなく、薬草やバニラなどの風味が強く、シップの様な味がします。
ルートビアにはハーブやリコリス(甘草の一種)、ナツメグ、バニラなどをブレンドした飲み物であるため、薬の様なクセのある味わいとなっています。コーラと同じく、薬としての効果を期待して飲まれたこともあり、独特の爽快感がマッチする方も多いと思います。
日本では沖縄県以外だと一部のショップでしか取り扱いがなく、飲みたくてもなかなか飲めません。反対に沖縄ではイオンなどのスーパーで安く入手できるので、旅行中には思う存分楽しめますね。
エンダーのルートビア
沖縄県を訪れた際は絶対おすすめの「A&W」ですが、エンダーの店舗で提供されるルートビアはとてもお得なサービスがあるのです。
それは、「おかわり自由」。一度ルートビアを頼めば、カウンターで店員さんに声をかけるだけで、何度でもおかわりのルートビアをなみなみと注いでくれます。ハンバーガーやポテトにとてもマッチするので、何度もおかわりしてしまいます。
毎回3回ほどおかわりをしています。暑い沖縄で飲むルートビアは最高。
サイズを問わずおかわり可能なので、Sサイズが一番トクです。でも折角なので、大きいジョッキで飲んでみましょう。クリーミーな泡と琥珀色の見た目や、ジョッキで提供されるスタイルからビールを飲んでいるような雰囲気を楽しむこともできます。
エンダー店舗は那覇空港にもありますし、国際通りにもあるので徒歩の方でも問題なく訪れることができます。もしレンタカー等の移動手段があれば、ぜひドライブインやドライブスルータイプの店舗をオススメします。アメリカンな雰囲気が溜まりません。
SWELL RING THE BELL
A&Wを満喫した後は、店舗出入り口にあるベルを鳴らしましょう。
”IF YOUR VISIT WAS SWELL RING THE BELL !“ =「満足したらベルを鳴らしてね!」という意味です。Swell=素晴らしい という表現は少し古いスラングで、ダイナースタイルで上陸した頃のアメリカンな雰囲気を感じることができます。
私はBack to the Fututeの時代背景が頭に浮かびます。気分は50’sダイナー。
このベルを鳴らすと、店員さんがそろって「ありがとうございました!」と言って下さり、良い気分でのお見送りとなりました。せっかくの機会なのでぜひ美味しい料理とその雰囲気のお礼として、退店時にはベルを鳴らしましょう!
さいごに
沖縄観光では欠かせない「エンダー」と「ルートビア」。アメリカ文化が根強い沖縄ならではのアメリカンな体験ができます。
エンダーで提供されるボリューミーなバーガーやサクサクのポテトを、おかわり自由のルートビアで流し込めば気分は映画の登場人物の様です。沖縄に深く馴染みのあるルートビアは少しクセがありますが、暑い日に飲むとそのハーブの爽快感がたまりません。
ぜひ、沖縄を訪れた際は立ち寄ってみて下さい!
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