SFCタグをどこにつけようか悩み中、「ポイキャン!」管理人です。
皆様、SFC修行というワードはご存知でしょうか?
修行僧の方からは周知の事実ですが、SFC修行とは「航空会社の上級会員になることを目指し、飛行機にたくさん搭乗してポイントを貯める行為」のことを指します。
ANAならSFC(スーパーフライヤーズカード会員)、JALならJGC(JALグローバルクラブ会員)を目指し、ただひたすら飛行機に乗ると解脱できます。かかる費用ですが、おおよそ50万円。
そんな上級会員への修行をANAで達成した私が、プラチナサービスに達成してからSFCカード、SFCタグを受領するまでの流れについて徹底レポートしていきます。
ANA プレミアムメンバー
まず初めに、ANAのプレミアムメンバーについてご説明していきますね。プレミアムメンバーとはANAの上級会員制度での資格者を指し、一般会員を除き3つのステージがあります。
ANA ステイタス一覧
年間獲得プレミアムポイント数 | うちANAグループ利用分 | |
一般会員 | 〜29,999pp | |
ブロンズステイタス | 30,000pp〜 | (15,000pp) |
プラチナステイタス | 50,000pp〜 | (25,000pp) |
ダイヤモンドステイタス | 100,000pp〜 | (50,000pp) |
- 「マイル」:マイルが貯まるカードを利用したりすれば、飛行機に一度も乗らなくても貯めることができます。
- 「プレミアムポイント」:マイルとは異なり、必ず飛行機に「お金を払って」搭乗しないと獲得できないポイントになります。
プレミアムポイントの獲得方法
獲得したプレミアムポイントは他のポイントやサービスに交換することもできず、ただステータス決定のためだけに用いられる、変わったポイントなのです。
しかも、プレミアムポイントを貯めるには厳しい条件があります。
それでもSFCなど、上位ステイタスを目指す魅力があるんです。
SFC(スーパーフライヤーズカード)とは?
先ほどご紹介したプレミアムメンバーのステイタスは、原則として1年間しか維持することができません。
せっかく1年の間にたくさん飛行機に搭乗してプレミアムメンバーとなっても、プレミアムメンバーとしていられるのは翌年4月から3月末日までの1年間だけ。
そこで登場するのが「SFC(スーパーフライヤーズカード)」です。
こちらのクレジットカードを保有しているだけで、なんと半永久的にANAのプレミアムメンバーを維持することができるのです。
年会費を払って更新するだけで、以降は年に一度も飛行機に搭乗しなくてもANA並びにスターアライアンスの上級会員を維持することができます。
SFCカード発行基準
そんな夢の様なクレジットカード「SFC」を発行するための基準は、ANAのプラチナ会員以上か、100万ライフタイムマイルに到達した方のみとなります。
いくら他のクレカで良いクレジットヒストリーを積み上げていても、年収が高くても申し込むことができません。100万ライフタイムマイルは現実的ではないので、多くの修行僧が目指すのはANAプラチナです。また、その基準を目指すフライト修行のことを「SFC修行」と言います。
SFC(スーパーフライヤーズカード)の発行基準は「プラチナステイタス」であるため、その基準を目指してANAを含むスターアライアンスグループの飛行機にひたすら搭乗することを指します。
この様な修行を経て、ANAを含む、スターアライアンスグループの飛行機に多く搭乗してANAのプラチナ会員以上を達成した者のみがSFC(スーパーフライヤーズカード)を申し込むことができるのです。
プラチナステイタス達成からSFC取得までの流れ
それでは、50,000ppを獲得してANAのプラチナステイタス達成からSFC(スーパーフライヤーズカード)を取得するまでの流れについてご紹介していきます。
50,000pp獲得フライト、翌日にpp加算
下の記事で50,000pp(プレミアムポイント)獲得、プラチナ達成記念フライトについては詳しくレポートしているので、良かったらチェックしてみて下さいね。
私は羽田ー伊丹フライトでSFC修行を解脱し、フライトの翌日、搭乗分のプレミアムポイントが加算され無事50,000ppに到達しました。
こちらが、1日しか見ることができないと言われている「50,000pp到達しているが、ブロンズのままの画面」となります。
プラチナサービス反映(フライトから2日後)
そしてフライトの翌々日、アプリ画面もプラチナ会員のものに変わりました。
ちなみに、その日の13時頃には、「プラチナサービス」到達のお知らせメールも受信。
ANA SFC入会申込書請求手続き
フライトから2日が経過して正式にプラチナステイタスに変わったので、早速SFCの申し込みを始めていきます。
なお、SFC(スーパーフライヤーズカード)入会にはカード会社の各種審査等が発生するため、ネットだけでは完結しません。申込書の返送が不可欠となります。
まずは、ネットで申込書を請求します。
と言っても、ANA会員ページから申し込みリンクに行き、下記の内容を入力するだけで完了です。
ちなみに、同ブランドかつ同ステイタス、または下位ステイタスのカードへの切り替えであれば無審査で発行可能です。詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
私はANAゴールドカード(VISA)→ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード(VISA)という切替となるので、無審査で発行されます。
SFC入会申込書受領、投函(フライトから9日後)
フライトから9日後、SFC入会申込書が到着しました。
ANA MILEAGE CLUBから配送された、オリジナルの封筒が使用されております。
中にはANAスーパーフライヤーズ入会のご案内や、SFCカードの特典について書かれた冊子などが入っています。
記入は一瞬で終わります。中央の枠内に本会員、家族会員の会員番号と、名前を入力するだけです。
翌朝にすぐ投函しました。届くまでワクワクです!
プラチナステイタスカード到着(フライトから13日後)
フライトから13日経過後、ANA MILEAGE CLUBから封筒が届きました。「プラチナサービス」ステイタスカードの到着です。
SFC入会申込書にもSFC特典について書かれたパンフレットが入っていましたが、プラチナステイタスカードの封筒にも同じくプラチナ会員の特典について記載された冊子が入っています。
AMCのプラチナ特典≒SFCの特典となるので、冊子の内容はほぼ重複しますね。
台紙に貼ってあった「プラチナサービス」ステイタスカードを剥がし、「ブロンズサービス」ステイタスカードと比較してみました。
大きく異なるのは、左下のスターアライアンスロゴですね。
ブロンズのものはSILVERと書かれていますが、プラチナの場合はGOLDとなっています。正直スタアラシルバーは活用できる特典が少ないので、折角ならプラチナステイタスを目指すことをオススメします。
国内のラウンジサービスなどはアプリのQRコードで問題なく利用できますが、一部海外ではスターアライアンスゴールドの資格をQRコードでは証明できない場合がある様です。
そんな時にステイタスカードを持っていれば、安心してサービスを受けることができます。
SFC受領(フライトから19日)
フライトから19日経過後、ついにSFC(スーパーフライヤーズカード)が到着しました!
今までのANAから来ていた封筒と異なり、こちらは三井住友カードから発送された非常にシンプルな封筒となっております。
通常の三井住友カードと同じ封筒なので、プレミアム感もありません。
内容物です。クレジットカードが貼り付けられた紙と、一般的なクレジットカードの借款などが入っています。
早速、待ちに待ったSFC(スーパーフライヤーズカード)を見ていきましょう。
通常のANAゴールドカードと並べてみました。
大きな違いは2点あります。まず、無印ゴールドはANA CARDと大きく書かれていますが、SFCはその部分に黒帯で「SUPER FLYERS」と記載されています。
この黒帯を目指して頑張ったところがあり、この手で触れた際は感無量でした。ちなみにJCBは黒帯デザインが廃止された様です。
もう一つとして、右上のスターアライアンスロゴにご注目下さい。SFCの場合はスタアラロゴの下に「GOLD」のロゴが入っていますが、これはスターアライアンスのゴールドメンバー資格を示しています。
スターアライアンスとは世界初で世界最大の航空連合であり、26の航空会社が加盟しています。有名なルフトハンザドイツ航空や、比較的安価な航空券が魅力の中国国際航空など加盟航空会社も魅力的です。
JALなどが加盟するワンワールド、デルタなどが加盟するスカイチームと比較してもカバー率に優位性があります。
SFCタグ受領(フライトから36日後)
フライトから36日後、忘れた頃にSFCタグが到着しました。
再びANA MILEAGE CLUBオリジナル封筒ですが、今までと異なり封筒に厚みがあります。
中にはネイビーの高級そうな封筒が入っており、その窓から私の名前が覗いています。
ネイビーの封筒を開けると、待望のSFCタグとベルトがすっぽりと収まっていました。
タグに寄って見ましょう。
よくブログで「チープだ、安っぽい」と言われているこのSFCタグですが、私は期待値を下げていたからか、とても良いものだと感じました。
ネイビーとブラックのレザーが切り替えられている所もシックで良いですし、質感も悪くありません。あまりにチャチい場合は自作ケースでカスタムしようと思っていましたが、このままでも十分カッコいいですね。
DIAタグと比較しても、SFCタグを着けている方をお見かけしたことはありませんが・・・
タグのインナーは金属製のプレートが入っており、裏面には会員の名前が刻印されています。
こちらがベルトのバックルです。
「飛行機が滑走路から離陸する瞬間をモチーフにデザインしました」と記載されている通り、確かに横から見ると飛行機のフォルムをしています。
総じてSFCタグは質感も悪くないですし、細かい造形のこだわりも感じました。ただ、少し小さいのは否定できませんが・・・
さいごに
今回は、50,000pp達成からSFC(スーパーフライヤーズカード)申し込みまでの流れ、SFC・SFCタグ受領までの流れを順を追ってご紹介しました。
SFCはANA、並びにスターアライアンスの上級会員を半永久的に維持できる魔法の様なカードで、年会費を払うだけで多大なるベネフィットを享受出来ます。それだけでなく、やはりカードデザインのアクセントとなる「SUPER FLYERS」という黒帯も所有感をくすぐってくれます。
ぜひあなたも、ANAにたくさん搭乗するSFC修行を経てスーパーフライヤーズを目指してみて下さい!
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