ANA愛好家、「ポイキャン!」管理人です。
皆様、飛行機の遅延に遭遇したことはありますか?
私は今まで経験がありませんでしたが、先日「羽田-伊丹間」のANA国内線フライトにて、初めて遅延を経験しました。搭乗後に機材トラブルによって乗り換えが発生し、結果として定刻から1時間の遅延です。
その際の機材交換の流れや、実際に遅延のお詫びとして現金1,000円を受け取った流れについて実体験をレビューしていきます。
ANA国内線 遅延に遭遇!
別の記事でご紹介したANA国内線ラウンジご招待キャンペーンを使い、平会員ながら無料で快適なANAラウンジに入室し、搭乗時刻まで時間を潰しておりました。
そして搭乗開始時刻となり、いつも通りの流れで飛行機に搭乗。しかし、出発時刻である7:00を過ぎても安全のビデオ放映やアナウンスがなく、飛行機が動き出しません。
それでは、飛行機の遅延理由が判明するまでの経緯をご説明します。
遅延理由
出発時刻を少し過ぎた頃、機内後方から工具箱を持った航空整備士の方が走っていく姿を確認しました。普段は機内で目撃することが無いですし、その慌ただしい様子から「いつもと違う?」という疑念を抱いておりました。
そして出発予定時刻から5分過ぎた7時5分頃、CAさんから遅延理由に関するアナウンスが入りました。
(前略)電力系のトラブルが発生し整備しましたが、あいにく当機は使用できず機材交換が必要となりました。乗り換えに際する降機については、後ほどご案内いたします。
この様な内容の第一報でした。遅延理由は「電力系のトラブル」だそうで、ギリギリまで整備したもののNG、という判断が下された様です。
安全第一につき仕方ない事ですが、乗客からはちらほらと声が上がります。
遅延発生から補償までの経緯
それでは、遅延発生から飛行機の乗り換え、私が受けた補償までの経緯をご説明していきます。
代替機についての案内
CAさんから遅延理由に関する説明が入り暫くすると、機長から代替機に関する案内が入りました。
(前略)代替機についての調整が完了しましたのでご案内いたします。代替機の出発時刻は8時頃、到着時刻は9時5分頃となっております。(予定時刻から丁度1時間の遅れ)
そして出発予定時刻から15分経過した7時15分頃、いよいよ降機開始となりました。
降機の流れ
降機の流れは、通常の降機時と同じでした。「プレミアムクラスのお客様、 前方10列目までのお客様、前方○列目までのお客様、、」という形で案内。
ここから約1時間の待機となります。
代替機到着までの待機
代替機の到着する搭乗口周辺の待合席は、搭乗を待つ人で埋まっています。座席数335席のB787だったため、そこそこの混雑ぶりでした。
また、土曜日の朝一番のフライトという事もあり、スーツを着たビジネス客も多数いらっしゃいました。
相手先への電話などをかけている方もおり、遅延していることを実感します。
遅延に関する案内
遅延に関するアナウンスも、様々な方法で行われました。
ちなみに、ANAからメールも届きました。
代替機到着、搭乗開始
予定時刻から40分経過した7時40分頃、ついに代替機(同じくB787)が到着しました。
7時55分頃には事前改札サービスが始まり、私の乗っていた5列目のグループ6は8時10分頃の搭乗となりました。
当初出発予定時刻から約1時間遅れでの代替機搭乗です。
座席は変わる?
ちなみに今回は交換前と交換後の機材がどちらもB787だったので、私の座席に変更はありませんでした。
実際の搭乗案内の写真ですが、左が乗り換え前、右が乗り換え後のものとなります。どちらも座席番号は「5D」で、変わっていないことを確認できます。
そして代替機出発予定時刻から約15分遅れ(当初予定からは1時間15分遅れ)で機体のタクシングが始まり、無事フライトとなりました。
目的地の伊丹空港に到着した時刻は9時20分頃で、最初に機長から案内のあった時刻からさらに15分の遅れ(当初到着予定からは1時間15分の遅延)での到着となりました。
何はともあれ、無事に到着して一安心です。
食事代(1,000円)を頂きました
実は事前にアナウンスがあったのですが、遅延のお詫びとして食事代の1,000円が搭乗者全員に配られました。
配布タイミングは搭乗ゲートの改札を通ってすぐの所だったので、貰い忘れる事もありませんね。
たまたま目の前でこの1,000円を断る方を目撃しました。関係者か、もしくは仏でしょう。
こちらが実際に受領したお詫びの朝食代、現金1,000円です。
中身のお金が見える様に窓の開いた、珍しいANAの封筒に入れられています。この様な専用の封筒がしっかりとANAに準備されている知り、びっくりです。
ANAの遅延補償について
ちなみに、ANAでは条約や国際運送約款等に基づき、補償内容が判断されます。よって、毎回同じ対応が行われる訳ではありません。
公式HPには下記の文面があり、1時間程度の遅延は補償対象外となる可能性もありますね。今回のレポートは一例としてご参考に頂けると幸いです。
ANAの都合による遅延が発生した場合、更なる遅延を招かないことを条件に、遅延時間・ご利用クラスに基づき、お食事やお飲み物を提供いたします。
1.5時間以上・4時間未満の遅延の場合は1食、4時間以上の遅延は1食と軽食の提供を目安といたします。
今回の食事代1,000円は、ANAのご厚意によって実現したのかもしれませんね。
さいごに
今回は飛行機(ANA)国内線の遅延について、実際の機材交換の流れ、ANAの対応についてまとめてみました。
遅れの理由やレベルにもよりますが、私のフライトでは約1時間の遅延、食事代として1,000円が配布されました。1時間程度の遅延では補償義務がない可能性がありますが、日本のフラッグシップキャリアであるANAらしく、対応いただいた形となりますね。
皆様もぜひ遅延の際の参考にしてください!
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