ANAプレミアムクラスのスリッパは持ち帰る派、「ポイキャン!」管理人です。
皆様、ANAのプレミアムクラスに搭乗したことはありますか?
ANAのプレミアムクラスとは、ANA国内線で設定されている、機内食なども提供されるワンランク上の座席を指します。JALでいうところの国内線ファーストクラスであり、その名前の通り充実したサービスを受けることができます。
また、そんなプレミアムクラスへ無料でアップグレードができる「アップグレードポイント」というポイント制度がANAには存在しています。
アップグレードポイントは、キャンペーンや前年度に獲得したプレミアムポイントに応じて与えられるもので、SFC修行などのANAステータス修行を行なった方であれば、一度は聞いたことがあるでしょう。
今回は、ANA国内線プレミアムクラスの簡単なご紹介から搭乗プレミアムクラスの搭乗(予約)方法、座席アップグレードのコツや実際のアップグレード手順についてご紹介していきます。
国内線プレミアムクラスとは
国内線プレミアムクラスは、ANAに設定されているプレミアムな座席です。最初に簡単にご紹介しておきますね。
ANA国内線最上級クラスである
ANA国内線は普通席とプレミアムクラスの2つしか設定が無いため、ANA国内線最上級クラスということになりますね。
プレミアムクラスだけの魅力がある
プレミアムクラスには、プレミアムクラスだけの様々な魅力が存在します。
詳しくは上の記事でもご紹介していますが、特筆すべきは国内線ながら「機内食が提供される」ことでしょう。
上の写真は、羽田ー沖縄間のプレミアムクラス搭乗時の機内色(夕食)です。上空1万メートルのレストランを、オリオンビールを飲みながら至高の体験ができました。
加えて、上級会員でなくともANAラウンジが利用できたり、預け手荷物を優先で受け取ることができます。
また、空港によってはプレミアムチェックインや、専用保安検査場の利用もできます。
快適で優雅な空の旅を実現してくれる、それがANAプレミアムクラスです。
プレミアムクラスの搭乗方法
そんなプレミアムクラスに搭乗する方法は、大きく2つ存在します。
普通に予約する
1つ目は普通の方法ですが、プレミアムクラスで座席を予約すること。当然ながら普通席より高く運賃は設定されていますが、普通席同様に早割である「ANA VALUE PREMIUM」や株主優待券を使用したプレミアム株主優待割引運賃などを活用すれば、お得に予約することも可能です。
管理人も、羽田(HND)ー沖縄間(OKA)のプレミアムクラスを「スーパーバリュープレミアム28」の片道29,770円で購入したことがあります。
羽田ー沖縄間のプレミアムクラスは、便によっては片道6万円以上するような路線です。セールなどを活用することで、価格を抑えてプレミアムクラスに搭乗することも可能です。
座席をアップグレードする
そして、プレミアムクラスへ搭乗するもう一つの方法が、普通席で予約し、座席をアップグレードするという方法です。
また、ANA国内線の座席アップグレードは、ANAマイレージクラブ会員と非会員で手続き(予約)可能なタイミングが異なります。
ANAマイレージクラブ会員
ANAマイレージクラブ会員は、座席アップグレードを搭乗の2日前から事前予約する事が可能です。
搭乗日から3日以上前は事前予約ができませんが、 搭乗2日前の0:00から出発時刻20分前までANAウェブサイトから「アップグレード手続き」が可能となります。
WEBで予約が完結する上、非会員より先行して座席を抑えることができるのがメリットですね。
AMC(ANAマイレージクラブ)は無料で入会できるため、是非とも入会しておきましょう。
非会員
ANAマイレージクラブ会員ではない方は、当日しか座席のアップグレード手続きできません。
座席アップグレードはあくまで、プレミアムクラスに空席がある場合のみが対象です。
つまり、当日運よく空席があれば良いですが、既にANAマイレージクラブ会員の事前予約で座席が埋まっている場合は、アップグレードすることができません。
空席がない場合
もし希望の便に空席がない場合は、空席待ちも可能です。(AMC会員、非会員問わず)
予約取得済みの便よりも遅い時間に出発する便への空席待ち申し込みはできませんが、反対に予約便より前の便であれば、空港の自動チェックイン機から空席待ちができます。
このように、もし空席待ちが成功した際は、搭乗口近くに設置されたデジタルサイネージに名前が表示されます。名前の確認後、自動チェックイン機で手続きをすればOKです。
ただ、アップグレードの優先順位も会員クラスによって異なります。非会員よりはAMC一般会員、SFC会員よりはダイヤモンドメンバー、、といった様に、明確に階級が分けられています。
座席アップグレードの支払い手段
座席アップグレードは、有償でアップグレード料金を支払う方法と、アップグレードポイントを使用する方法があります。
有償でアップグレードする方法
ANA国内線の普通席からプレミアムクラスへ有償でアップグレードする際に必要な料金の一例は、下の通りです。(2021年8月時点)
路線 | 事前アップグレード | 当日アップグレード |
東京ー大阪 | 10,000円 | 11,000円 |
東京ー札幌 | 14,000円 | 15,000円 |
東京ー沖縄 | 14,000円 | 15,000円 |
大阪ー沖縄 | 10,000円 | 11,000円 |
事前アップグレードと当日アップグレードでは金額が異なり、当日アップグレードの方が1,000円高くなっています。
このように金額面でも、ANAマイレージクラブに入会し、搭乗2日前から事前アップグレードする方法を強くオススメします。
アップグレードポイントを使用する方法
座席アップグレードは、無償でアップグレードする方法があります。それが、下の記事でもご紹介した、「アップグレードポイント」を使用する方法です。
国内線の場合、1区間・一律4アップグレードポイントでプレミアムクラスへ変更ができ、国際線の場合は路線、クラスによってアップグレードに必要なアップグレードポイント数が異なります。
先ほど表でお見せした通りですが、東京ー沖縄、札幌などアップグレード料金が最大となる14,000円の便でアップグレードできた場合は、4アップグレードポイント=14,000円の価値に化けます。
ANA SKYコインへ交換する場合は4コイン=約4,000円分となるため、座席アップグレードであればアップグレードポイントを最大3.5倍の価値で活用することができます。(国内線の場合)
是非ともSFC会員含むプレミアムメンバーの方は、アップグレードポイントでの座席アップグレードを活用してみて下さい。
座席アップグレードのコツ
これまでご紹介した座席アップグレードは、ANAマイレージクラブ会員であれば、搭乗の2日前から事前予約ができるとご説明しました。
しかし、これはあくまで搭乗する便に空席がある場合に限った話です。繁忙期や沖縄路線など人気の路線ではなかなか空席がなく、プレミアムクラスへのアップグレードは難しい傾向があります。
そこで、座席アップグレードのコツをご紹介していきます。
搭乗2日前の0時、解禁すぐに予約する
最も基本的な方法ですが、同時に最も有効な方法となります。
搭乗2日前の0時にANAウェブサイト上に「座席アップグレード」ボタンが表示されるため、日付が変わる瞬間にスマホ、またはPCに張り付き、予約を行う方法です。
ただし、これも自分が搭乗する便に空席がある場合のみがアップグレード対象となります。残念ながら予約便に空席がなかった場合は、空港に早めに行き、空席待ちをしましょう。
これは、コツというほどではありませんが、、
株主優待割引料金または、ANAフレックスで予約する
この方法は、株主優待割引料金またはANAフレックス(ANA FLEX)など、予約変更可能な便を予約している場合に使用できる技です。
もし予約していた便にプレミアムクラスの空席が無い場合でも、上記運賃で予約していれば予約変更が可能です。搭乗の2日前以降にプレミアムクラスの空きがある便に予約変更し、普通席から座席アップグレードをする方法です。
- 予約変更可能な運賃(株主優待運賃など)で航空券を予約、購入
- 搭乗日の2日前に、普通席予約をプレミアムクラスの空席状況がある便に変更
(そもそも予約便に空席がある場合は不要) - 座席アップグレードを行う
株主優待割引は、予約変更が無料である点も魅力ですね。
コロナウイルス感染拡大下の特例
コロナウイルス感染拡大下の2020年〜2021年現在、特例として搭乗日によってはどの運賃形態でも変更手数料無料で予約変更ができます。(路線や搭乗日によって異なるため、公式サイトをチェックして下さい)
ANAが予定の見通しが立たない今でも、安心して航空券を購入できる様に実施してくれているサービスです。
今回私も、コロナ下の変更手数料無料制度を利用して無料で予約変更を行いました。
このような状況下ではありますが、非常に嬉しいサービスです。いち早く終息することを祈りながら、厳しい航空業界を応援していきたいですね。
搭乗2日前以降に、プレミアムクラスの空席がある便を予約する
株主優待割引を使用せず、バリュー運賃などでもプレミアムクラスへほぼ確実に座席アップグレードする方法があります。
それは、搭乗の2日前以降にプレミアムクラスの空席状況を確認し、その便を普通席で予約・購入、その後にアップグレード手続きをする方法です。
搭乗直前となるため運賃は高くなる傾向がありますが、この方法であればほぼ確実に座席アップグレードができます。
- 搭乗日の2日前に、プレミアムクラスの空席状況を確認
- 1.で空席のある便を普通席で新規予約
- 普通席の予約・購入を済ませ、座席アップグレードを行う
普通席の予約・購入をしている間にプレミアムクラスが埋まってしまう場合もあります。空席が多い便を押さえるとより安心ですね。
また、この直前予約でも活用できるのが「特典航空券」で、特典航空券で予約した普通席も問題なく、座席アップグレードが可能です。
ANAマイルを保有している方は是非とも特典航空券で購入することをオススメします。
座席アップグレード手順
それでは、実際に私がANAアプリを使って座席アップグレードをした際の手順について、ご紹介していきます。
アップグレード手続きボタンの出現
まず先述の通りですが、座席のアップグレード手続きは、搭乗日の2日前から可能となります。
画像上部は搭乗3日以上前で、アップグレードのボタンがありません。しかし、搭乗2日前以降になると画像下部の様に、アップグレード手続きのボタンが出現します。
アップグレード手続きのボタンが現れたら、クリックして次に進みます。
アップグレード手続きの可否
座席アップグレードは、プレミアムクラスに空席がある場合のみが対象です。
画面上部は予約した座席に空席がなかった場合の表示です。アップグレードの欄が「手続き不可(プレミアムクラス満席)」と表示されている場合は、手続きを進めることができません。
対する画面下部はプレミアムクラス座席に空席があった場合で、アップグレードの欄に「手続き可能」と表示されていれば、アップグレード手続きを進めることができます。
支払い方法の選択
アップグレード手続きのボタンを押し、支払い方法を選択します。
上でも触れましたが、有償アップグレードまたはアップグレードポイント(国内線は一律4ポイント)でアップグレードが可能です。
支払い内容の確認、手続き完了
最後に、支払い内容の確認です。
私は前年度のSFC修行解脱やキャンペーンによって28ポイントもアップグレードポイントを保有していたため、今回の座席アップグレードにはアップグレードポイント(4ポイント)を使用しました。
アップグレードポイントの場合は、確認ボタンを押すと支払いが完了します。
支払いと言っても、アップグレードポイントの使用なので実質無料ですが、、
無事アップグレード手続きが完了すると、優雅なプレミアムクラスを体験できます。(これは沖縄路線の朝食の画像です)
さいごに
今回は、ANA国内線プレミアムクラスの簡単なご紹介から搭乗プレミアムクラスの搭乗(予約)方法、座席アップグレードのコツや実際のアップグレード手順についてご紹介していきました。
ANA国内線のプレミアムクラスは広い座席だけでなく機内食が提供されたり、ANAラウンジの利用や優先手荷物など様々なメリットを享受できる座席です。
そんなプレミアムクラスは通常予約だけでなく、普通席からの座席アップグレードという方法も存在します。
有償アップグレードの他に、プレミアムメンバーだけに付与されるアップグレードポイントでのアップグレードも可能です。アップグレードポイント活用により、実質無料でプレミアムクラスにアップグレードができます。
是非とも皆さんも、座席アップグレードでプレミアムクラスを体験してみて下さい!
コメント