献血と「いきなり!ステーキ」のコンボが好き、「ポイキャン!」管理人です。
皆様、献血をしたことはありますか?
以前に献血30回達成の記事もアップロードした通り、私は献血が趣味の一つです。一見高尚な趣味と捉えられがちですが、献血は血液を提供する側にも多くのメリットが存在する、気軽にできる社会貢献、ボランティアなのです。
そんな献血を何年も続けていくうちに、ついに献血回数がついに50回に達成しました。今回は、その際に頂いた記念品のレビュー、年間の献血可能回数・献血間隔、先日改正された記念品制度(献血者顕彰規定)についてもお話ししていきます。
献血50回達成!
冒頭でお話しした通りですが、ついに先日、私の献血回数が50回に到達しました。まずは、私の献血遍歴についてお話ししていきます。
こちらは私の献血カードですが、上部に記載のある献血回数は確かに「50回」となっています。
私の場合、10回達成が2018年10月、30回達成が2020年5月、そして今回の50回達成が2021年7月となりました。
2014年、大学に来た献血バスの呼びかけに応じて献血をしてみたのがスタートです。そこから、当時学生だった私はライブなどの遠征先や、たまたま予定が開いたタイミングで献血することで徐々に回数を増やしていきました。
社会人になってからは、2週に1度の楽しみと銘打ち、成分献血を受けることを習慣化しています。予定などで受けられない週以外は、基本的に献血後すぐに次回献血を予約する。といったスタイルでやってきました。
2週間後の成分献血となると、予約枠が空いていないことも多数です。以外にも成分献血の予約枠は争奪戦なのです。
年間の献血可能回数・献血間隔
私は先ほどお話しした通り、最初に献血を受けた2014年から、実に約7年で50回に到達しました。
私の場合、10回達成までが約4年、20回達成から50回達成までの20回は約1年と、大きく間隔が異なります。単純に最近の献血ペースが上がっているのが理由ですが、ここで献血可能回数について触れておきます。
年間の最大献血可能回数は、24回となります。下でご紹介する献血基準に基づいているので、チェックしていきましょう。
献血の基準
献血は大きく「成分献血」「全血献血」の2種類に分けることができ、それぞれの次回献血までの間隔や年間献血可能回数が定められています。(詳細の条件は、日本赤十字社のHPを確認ください)
その中でも最も多く献血することのできる「成分献血」の上限が、年間24回以内となっています。
成分献血 | 全血献血 | |||
血小板献血 | 血漿成分献血 | 400mL | 200mL | |
年齢 | 男性:18~69歳 女性:18~54歳 |
18歳~69歳 | 男性:17~69歳 女性:18~69歳 |
16歳~69歳 |
体重 | 男性45kg以上 女性40kg以上 |
男女とも 50kg以上 |
男性45kg以上 女性40kg以上 |
|
年間(52週) 献血回数 |
血小板成分献血1回を2回分に換算して 血漿成分献血と合計で24回以内 |
男性3回以内 女性2回以内 |
男性6回以内 女性4回以内 |
|
年間(52週) 総献血量 |
– | – | 400mL献血と200mL献血を合わせて 男性1,200mL以内女性 800mL以内 |
街で呼びかけを行なっているのは「全血献血」であり、200mLと400mLがあります。体重などの基準を達成している場合は、是非とも可能な限り400mL献血を受けましょう。
次回献血までの間隔
献血には、次回に献血できるまでの間隔が定められています。少しややこしいですが、今回行う献血、次回行う献血の種別によって、それぞれ設定されています。
今回の献血種別→ | (今回)成分献血 | (今回)全血献血 | ||
血小板献血 | 血漿献血 | 400mL | 200mL | |
(次回) 200mL献血 |
男女とも2週間後の同じ曜日 | 男性は12週間後、女性は16週間後の同じ曜日 | 男女とも4週間後の同じ曜日 | |
(次回) 400mL献血 |
||||
(次回) 成分献血 |
男女とも8週間後の同じ曜日 |
表を見てわかる通り、成分献血は受けてから次の献血までの間隔が2週間となっていますが、全血献血の場合、次が成分献血であっても8週間の間隔を空ける必要があります。
そのため、献血回数を重ねたい方は前項で触れた通り「年間24回以内に収まるように、ひたすら成分献血を受ける」のが一番効率が良いと言えます。
と言っても、献血は航空会社やいきなり!ステーキのステータス修行とは異なります。人命がかかった大切なボランティアなので、全血献血が足りていない時(基本的に常に不足していますが)は、積極的に全血献血を受ける様にしましょう。
どの種別の献血でも誰かの役に立つ可能性はありますが、私の場合、災害発生時や献血者が不足する年末年始などは、可能な限り400mL献血を選ぶように心がけています。
献血50回達成の記念品
それでは、献血50回達成に伴い頂いた記念品について、レビューしていきます。
ガラス器(緑)
まずは、こちらが頂いた献血50回達成記念のガラス器です。
光の角度によって見え方の異なる高級そうなグリーンのボックスの中に、右下に写っている緑色のガラス器が入っています。
こちらは、日本赤十字社からのメッセージカードです。
10回、30回のものと内容は変わっていませんが、メッセージカード表紙にはしっかりと「献血50回記念」と記載されていました。(一つ前の写真参照)
それでは、メインであるガラス器(緑)を近くで見てみましょう。
サイズはおちょこぐらいの小さなもので、単三電池より少し背が高いぐらいです。
横方向に入った細いラインと土台部の鮮やかなグリーンが特徴です。また、型で成形したものとは異なり手作り感を感じる、全体的に温かみのあるデザインとなっています。
こちらは、土台を裏から撮った写真です。
左側に刻印があるのですが、写真ではよくわかりませんね。(肉眼でもなんの刻印かはわかりませんでした。おそらく作者さんの刻印でしょう。)
ガラス器をデザインしたのは、造形作家の「多田美波」さんです。
箱根にある「彫刻の森美術館」でもステンレス彫刻の展示もされていた様で、是非とも作品を見に行きたい女性彫刻家です。
献血のおかげで、美術・芸術に関する興味関心も湧き一石二鳥です。
歴代の献血記念品
それでは、私の献血記念品コレクションを公開します。(10回、30回、50回)
左から10回記念(青色)、50回記念(緑色)、30回記念(黄色)です。
下方向から写すと、色が濃い土台の部分がよく見えて綺麗です。この様に並べてみると、光の当たり方で表情を変える美しさを再認識します。
とは言えまだまだ50回は通過点です。この上には70回の銀色有功章、100回の金色有功章が存在しているため、まだまだ頑張ります。
献血者顕彰規程の改正
実は、今回ご紹介した50回記念のガラス器(緑色)は、今後もう手に入らなくなってしまいます。
その理由は、献血者表彰規定の改正です。2020年10月30日に発表され、同年12月1日から新制度がスタートしました。
献血者顕彰規定の新制度
こちらが、今回案内された献血者顕彰規定改正のお知らせです。
従来の献血者顕彰制度と比べ、10回(青)、30回(黄)、50回(緑)が廃止される代わりに、「選べる記念品」がスタートしました。
選べる記念品は今後変更となる可能性もありますが、ガラス器より実用的なものが多くラインナップされているのが特徴ですね。
- ガラス器(在庫限り)
- 今治産無撚糸(むねんし)フェイスタオル
- 若狭塗箸2膳セット(水引箸置き付き)
- 有田焼小皿(スタンド付き)
嬉しいポイントとしては、新ルールでも、70回と100回のガラス盃は健在である点です。(旧制度で有功章を受章していない場合)
(参考)旧献血者顕彰制度の記念品
参考ですが、こちらは旧顕彰制度での記念品一覧です。
旧制度にはあって、新制度で完全に廃止となった記念品は、「50回到達者で、以降50回到達の都度」という基準のガラス器(紫)です。
新制度は記念品の選択肢が増えたメリットがありますが、私のように旧制度のガラス器などを目指して頑張っている方にとっては、少し辛いルール改定となりますね。
まだガラス器は狙える!
先ほど新ルールがスタートし、ガラス器が廃止となった旨をお伝えしました。
しかし、ガラス器は「在庫がある限り」と言う条件付きですが、まだ10回、30回、50回到達の選択肢としては残っています。
これも各献血ルームの在庫次第となるので、お急ぎの方は早めに基準達成を目指しましょう。
ちなみに私がよく利用している東京都内の献血ルームで聞いたところ、まだ在庫はあるとのことでした。
さいごに
私の趣味の一つである献血ですが、先日献血回数が50回に達成しました。今回は、その際に頂いた記念品のレビュー、年間の献血可能回数・献血間隔、先日改正された記念品制度(献血者顕彰規定)についてお話ししていきました。
献血は手軽にできる社会貢献・ボランティアであり、献血提供者としてもメリットが多くあります。そのメリットの一つである「献血者顕彰制度」によって献血回数に応じた記念品が貰えますが、今回頂いた50回のガラス器も素敵なものでした。
先日の制度改訂により、選べる記念品制度も始まりました。より便利で実用的な記念品が選択できる様になり、ますます魅力的となった献血を、ぜひこの機会にデビューしてみてはいかがでしょうか。
献血ルーム、バスのスタッフは皆様優しくサポートしてくれるため、初めてでも心配は一切必要ありません!
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