リモワデビューしました「ポイキャン!」管理人です。
皆様、スーツケースは何をお使いでしょうか?
動きやすいバックパック派の方も多くいらっしゃるかと思いますが、スーツケースにはスーツケースの良さ、魅力があります。
かくいう私もずっとバックパック派でしたが、SFC修行などを経て飛行機にたくさん乗る中で、やはり改めてスーツケースの優位性、魅力について体験したい、という思いが強まり、ついにはリモワのオリジナル キャビンSを購入してしまいました。
そこで、今回はそんなスーツケースの世界的ブランドであるリモワ(RIMOWA)のご説明、リモワの新ラインナップ一覧・選び方についてご紹介していきます。
2018年にモデル名変更がありましたが、旧名称と合わせてご紹介していきますね。
リモワ(RIMOWA)とは?
リモワ(RIMOWA)とは、1898年創業のドイツの老舗スーツケースブランドです。旅行中や空港で必ず目にする、特徴的なリブの入ったスーツケースなど様々なラゲージを展開しており、その品質、耐久性などから世界的なブランドとして成長を続けてきました。
創業当初は革製スーツケースを作っていましたが、ユンカースJu-52など当時の航空機の素材として使われていたジュラルミンの軽量と強度に注目し、特徴的なリブ構造が生まれました。
特徴的なデザインでもあるリブ(スーツケース表面の波形状)は、機能面重視で生まれたのですね。
リモワの最近の大きなトピックスとしては、2016年にルイ・ヴィトン率いる巨大コングロマリットLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)の傘下に入ったことです。それに伴い、ロゴ変更やモデル名称の変更も実施されました。
それまでの無骨かつ質実剛健な印象を引き継ぎながら、ハイブランドなどが持つ先進性を取り込んでいます。同グループとのDIORやFENDIとコラボしたスーツケースを展開したりと、LVMH傘下に入ったことによるシナジーも生み出しています。
リモワのラインナップ、選び方(アルミ編)
リモワは2018年のモデル名変更により、従来の個性あるモデル名から比較的わかりやすいモデル名に変わりました。そんなリモワのスーツケースは、大きくアルミ(ジュラルミン)製とポリカーボネート製のものに分けることができます。
まず最初には、リモワを語る上で外せない「アルミ製スーツケース」からご紹介していきます。
オリジナル(ORIGINAL)
リモワのスーツケースの中で最も根幹となる旅の象徴とも言われるモデル、それがオリジナルです。2018年以前は「トパーズ」という名称で販売されておりました。
私が購入したのも、こちらのオリジナルです。同じくアルミ製のスーツケース「クラシックフライト」より丸みを帯びた優しいデザインが特徴で、女性でもマッチするスッキリとしたデザインです。
機内持ち込みサイズから、容量なんと130Lの超巨大モデルまで揃えています。
- Cabin S(31L):最も小さな機内持ち込みモデル(3辺115cm)
- Cabin(35L):Cabin Sより若干横幅が広い ※機内持ち込み可否は状況による(3辺118cm)
- Cabin Plus(49L):2〜3泊の旅行向け
- Check In M(60L):5泊程度の旅行向け
- Trunk S(66L)
- Check In L(86L)
- Trunk Plus(105L)
- Trunk XL(130L)
私は念のため、機内持ち込みサイズの規定と3辺合計がピッタリ115cmで一致する、Cabin Sを購入しました。
カラーリングも、一番オーソドックスなシルバーに加え、ゴールド(旧チタニウム)、ブラック(旧ステルス)から、モデルによってはブルーやオレンジなどのカラーもあります。
また、ORIGINALに持ち手とロック部、シール部にカラーを取り込んだレザーハンドルを組み合わせたCabin Twistというモデルもラインナップされています。
リモワのアルミの世界観を体験したい人。
迷ったらオリジナルを選択しましょう。普遍的なデザインにつき古さを感じることもありません。
クラシック(CLASSIC)
オリジナルと同じアルミニウムですが、クラシックは角の丸みが少ないスクエア形状かつハンドル部にレザーをあしらっている点が特徴です。2018年以前は「クラシックフライト(CLASSIC FLIGHT)」という名称で販売されていました。
引用:リモワ クラシック
先述の通り随所の荒削りかつ豪華な雰囲気から、旅の道具感が漂うロマンチックなモデルです。また、使い込む内に味が出るレザーハンドルも魅力ですね。また、オリジナルより角の丸みが無い分、容積にゆとりがあります。
- Cabin S(33L):機内持ち込みサイズ(3辺115cm)
- Cabin(36L):Cabin Sより若干横幅が広い ※機内持ち込み可否は状況による(3辺118cm)
- Check In M(61L)
- Check In L(84L)
- Trunk(100L)
クラシックのカラーはシルバーとブラックです。自分好みのレザーハンドルやホイールにカスタマイズすることも可能なので、自分だけのスーツケースを作ることができます。
デザイン重視でオシャレかつ堅牢なスーツケースを求める方。より個性を表現したい方にはカスタマイズもオススメ!
リモワのラインナップ、選び方(ポリカーボネート編)
ここからは、ポリカーボネート製のスーツケースとなります。アルミに比べ軽量かつ比較的安価なことが魅力ですね。
ハイブリッド(HYBRID)
ハイブリッド(HYBRID)は、弾力性のあるアルミと軽量なポリカーボネートの、双方の良さを融合したモデルになります。2018年以前は「リンボ(Limbo)」という名称で販売されていました。
引用:リモワ ハイブリッド
後ろでご紹介するエッセンシャルと同じポリカーボネートが主材のため軽量ですが、コーナーやパネルにアルミが使用されており、高級感を保ちながら軽量なモデルとなります。
また、ハイブリッドはポリカーボネートながらロックの構造がファスナータイプではなく、オリジナルと同じフレームタイプとなります。荷物を大切に守ってくれるのも魅力ですね。
- Cabin S(32L):機内持ち込みサイズ(3辺115cm)
- Cabin(37L):Cabin Sより若干横幅が広い ※機内持ち込み可否は状況による(3辺118cm)
- Check In M(62L)
- Check In L(84L)
カラーは光沢のあるタイプと、マットタイプの二つがあります。ブラックなど、カラーによってはアルミ部分とポリカーボネート部分が同色のモデルもあり、パッと見では気づかないようなさりげない高級感も演出できそうですね。
デザイン性と軽さの両方を求める方。ポリカーボネート製のものより値段は高くなりますが、その分独特の雰囲気を演出できます。
エッセンシャル(ESSENTIAL)
エッセンシャル(ESSENTIAL)は、ドイツで設計を重ねた世界初のポリカーボネート製スーツケースです。2018年以前は「サルサ(Salsa)」という名称で販売されていました。
引用:リモワ エッセンシャル
今では一般的になったポリカーボネート製スーツケースの元祖ということもあり、特徴的なリブ形状から一目でリモワだと判断できるデザインです。
軽量化を求めファスナータイプとなりますが、テレスコープハンドルは魅力です。
ちなみに、ロックの構造はオリジナルなどのフレームタイプではなく、ファスナータイプとなります。これも軽量を求めた結果となりますが、しっかりとTSAロックなので安心です。
また、オリジナルなどと同じテレスコープハンドル、中の仕切りもフレックスディバイダーを採用しているため、利便性にも抜かりありません。
- Cabin S(34L):機内持ち込みサイズ(3辺114cm)
- Cabin(36L):Cabin Sより若干横幅が広い ※機内持ち込み可否は状況による(3辺117cm)
- Check-In M(60L)
- Check-In L(85L)
- Trunk(89L)
- Trunk Plus(101L)
カラーは光沢のあるタイプと、マットタイプの二つがあります。光沢仕上げのモデルでは鮮やかなブルーやレッドなどが展開されており、色で個性をアピールすることも可能です。
軽さと機能性、コストパフォーマンスを求める方。安価ながらテレスコープハンドル、フレックスディバイダーなど機能面も抜かりないため、コスパが良いモデルと言えます。
エッセンシャル ライト(ESSENTIAL LITE)
エッセンシャル ライト(ESSENTIAL LITE)はリモワの中で最軽量なシリーズです。2018年以前は「サルサ エアー(Salsa Air)」という名称で販売されていました。
先述のエッセンシャルからさらに30%の軽量化を実現したリモワ最軽量のモデルです。もちろん、軽量ながらリモワの技術が詰まっているため、強度も心配入りません。
リモワの中では比較的安価なシリーズ(キャビンSで定価62,700円)となり、コスト面も魅力です。
値段もリーズナブルなので、ハンドルは少し動かしにくいT字型となります。また、ディバイダーもフレックスディバイダーという自由に調整可能なものではなく、固定式のファスナータイプになります。
- Cabin S(31L):機内持ち込みサイズ(3辺112cm)
- Cabin(37L):Cabin Sより若干横幅が広いが、機内持ち込みサイズ!(3辺115cm)
- Check-In M(59L)
- Check-In L(81L)
- Cabin Mini(Kids)(19L/1.7kg)
カラーは光沢仕上げタイプのみとなりますが、鮮やかなブルーやレッド、ホワイトなど多色展開されているため、こちらも色で個性をアピールすることができますね。
安さ、軽さを最重視する人。リモワのシリーズの中では最も安い部類なので、リモワの世界観を体験したい入門用としても最適です。
軽さのお陰で、疲労を軽減できるのも魅力ですね。
エッセンシャル スリーブ(ESSENTIAL SLEEVE)
エッセンシャル スリーブ(ESSENTIAL SLEEVE)はスーツケース外側に布製のスリーブ(ポケット)が付いているの特徴的なシリーズです。2018年以前は「ボレロ(bolelo)」という名称で販売されていました。
エッセンシャルと同じポリカーボネート製のスーツケースに、外側のポケットという特徴を加えたビジネスユースを想定したモデルとなります。ポケットのお陰でノートパソコンの出し入れなども容易なため、国内出張が多い方にもピッタリなモデルと言えますね。
機能面も抜かりなく、長さを自由調整できるテレスコープハンドルに、フレックスディバイダーというオリジナルと同一の機能を備えています。
- Compact(31L):機内持ち込みサイズ(3辺106cm)
- Cabin S(33L):機内持ち込みサイズ(3辺115cm)
- Cabin(37L):Cabin Sより若干横幅が広い ※機内持ち込み可否は状況による(3辺118cm)
- Cabin Plus(46L)
エッセンシャルスリーブといえば、下の写真の様なCompact(コンパクト)というモデルがオススメです。縦に小さいサイズとなっているので、飛行機移動だけでなく新幹線移動、通勤にも便利ですね。
また、エッセンシャルスリーブのカラーはビジネスユースを考え、マットタイプ(ブラック、ネイビー)のみの展開となります。
国内出張が多いビジネスマン。ノートパソコンなど、頻繁に出し入れをされる方にピッタリの外側スリーブが魅力的です。
さいごに
今回は、そんなスーツケースの世界的ブランドであるリモワ(RIMOWA)のご説明、リモワのラインナップ一覧、選び方についてご紹介していきました。
重厚かつラグジュアリーな雰囲気のアルミ製のモデルから、軽量なポリカーボネート製のモデルがラインナップされています。また、サイズ・色展開も豊富で、自分の好みに合ったスーツケースを選択肢することができますね。
最近では、有名ブランドとコラボしたモデルも展開されているので、ぜひチェックしてみてください!
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