念願のJCB一般カード獲得「ポイキャン!」管理人です。
皆様、クレジットカードには興味はお持ちでしょうか?
私はクレジットカードを、ただの決済手段としては考えておりません。もちろん最重要視されるポイント還元率、年会費などの条件は外せませんが、クレジットカードは「券面デザイン」や「ベネフィット(特典)」という要素があります。
さらには、自分の好きなカードを使用することで、モチベーションの向上にもつながると考えています。その点で今回ご紹介する「JCBカード」は、招待制のカードなど魅力的なカードを多数用意しています。
当記事ではJCB(ジェーシービー)、並びにプロパーカードであるJCBカードについてのご紹介と、JCBカード発行において3度の審査落ちを体験した経緯、「JCB一般カード」合格までに実践したことについてご紹介していきます。
幾度の審査落ちの経緯、合格までの工夫についても記載しているので、クレジットカードの審査落ちで困っている方は、ぜひチェックしてみて下さい。
JCB(ジェーシービー)カードの魅力
まず初めに、冒頭でも触れたJCB(ジェーシービー)カードの魅力についてご説明していきますね。
日本発、唯一の国際ブランド
JCBは日本で唯一、国際ブランドを所有しています。
他の日本で発行されているカードと異なり、6大国際ブランドの1つである「JCB」を運営、世界展開しています。
加盟店の多さの第1位はVISA、第2位はMasterであり、世界中どこでも幅広く使用できます。対するJCBは、日本人観光客が少ない都市などでは、利用できない場合があります。
ただ、日本発の国際ブランドとして、応援していきたい気持ちがありますね。
海外旅行の際はVISA、MASTERを1枚持っていると安心ですね。
正真正銘のプロパーカードを発行している
しかし、JCB、アメックス、ダイナースの3社は、他の国際ブランドにない魅力があります。それが「正真正銘のプロパーカードを発行している」という点です。
正真正銘のプロパーカード
- 「JCBカード(オリジナルシリーズ)」
- 「アメリカン・エキスプレスカード(グリーン、ゴールド等)」
- 「ダイナースクラブカード(一般、プレミアム)」
三井住友カードやセゾンゴールドアメックスなど、他社と提携せずに発行しているカードもプロパーカードと呼ばれたりしますが、厳密には国際ブランドが直接発行するカードのみをプロパーカードと言います。
また、プロパーカードは国際ブランドが直接発行するカードであるため、審査なども比較的厳しい傾向があります。
ポイントが通常の2倍溜まる「JCB CARD W(申込は39歳以下限定)」など若年層でも申し込みやすいカードもありますが、反対に「ダイナースクラブカード」は一般カードでも申し込み年齢が27歳以上と、入会のハードルが高く設定されています。
還元率があまり高くなくても、だからこそ所有したいクレジットカードでもあります。
カードのアップグレードがある
提携カードにもありますが、プロパーカードにもゴールドなどグレードの高いカードが用意されています。
JCBカードで言えば、一般カードから始まりゴールド、ゴールド・ザ・プレミア・プラチナ、JCBザ・クラスというカードが用意されています。
グレードの高いカードを発行するためには厳しい審査があり、一般的にカード審査に用いられる「年収や勤続年数、持ち家の有無」に加えて「自社カードの利用実績」が重視される傾向があります。
ただ、ライフステージに合わせてカードもアップグレードしていくことで、「カードと一緒に成長していく」というスタイルで末長く寄り添ってくれるカードでもあります。
クレジットカード好きからすれば、インビテーションでしか入会できないカードを取得したい気持ちに駆られます。
JCB OSシリーズとは
JCB OSシリーズとは、JCBが発行している中でも一番基本的かつ、ブランドの根幹となるクレジットカードシリーズです。
JCBカード(個人、法人)
JCBカードは、個人カードと法人カードが用意されています。
- JCB CARD W/JCB CARD W plus L
- JCB一般カード
- JCBゴールド
- JCBゴールド ザ・プレミア(インビテーション制*)
- JCBプラチナ
- JCBザ・クラス(インビテーション制*)
- JCB CARD R(リボ払い専用カード)
- JCB CARD Biz
- JCB CARD Biz ゴールド
- JCB CARD Biz プラチナ
- JCB一般法人カード
- JCBゴールド法人カード
- JCBプラチナ法人カード
私が今回発行したものは、「JCB一般カード」という一番スタンダードなカードとなります。
JCBカードのポイント制度は、「Oki Dokiポイント」で、JCBカードの利用額1,000円ごとに1ポイント溜まるため、基本還元率は約0.5%となります。(JCB CARD Wは2倍)
還元率が特別良いカードとは言えませんが、スターバックスやAmazonなど提携企業での利用ならポイント還元率を上げることもできます。
理由は後述しますが、私の場合は「JCB GOLD EXTAGE」「JCB CARD W」「JCBゴールド」という3つのカードが審査落ちとなってしまったので、悲願のJCBカードの最初の一歩は「JCB一般カード」なりました。
一般カードから、末長くJCBカードライフを築いていきたいと思います。
若年層向け JCB EXTAGE(エクステージ)
JCB発行のオリジナルカードとしては、先述のカードに加え若年層向け(29歳以下限定)のカードもあります。
それが、EXTAGE(エクステージ)シリーズです。
- JCB CARD EXTAGE(年会費無料)
- JCB GOLD EXTAGE(年会費初年度無料、以降3,300円)
これら2つのカードは、通常のOSカードより年会費が安く抑えられるのが魅力です。
「JCB CARD EXTAGE」はJCB一般カード(1,375円)と同等の特典がついて年会費無料、「JCB GOLD EXTAGE」はJCBゴールド(11,000円)と同等の特典がついて年会費初年度無料(次年度以降3,300円)というハイコスパなカードとなっています。
もし年齢条件を満たしている方で、安価にJCBの実績作り、JCBの世界(手厚い旅行保険等)を体験したいのであればEXTAGEシリーズのカード発行がオススメできます。
私のオススメは、「JCB GOLD EXTAGE」ですね。私もその魅力から申込をしましたが、審査落ちとなったカードです。
基本的には年会費が10,000円前後かかるクレジットカードにしか付帯していない、空港ラウンジも無制限で利用可能なので、ゴールドの特典を享受したい方は申し込むメリットが大いにあります。
おまけ:年会費無料のゴールドカード
JCB GOLD EXTAGEに比べ、年会費無料で空港ラウンジが無制限で利用できるハイコスパなゴールドカードも日本には存在しています。
詳しくは、こちらの記事を確認してみてください。
JCBカード 3度の審査落ち
それでは、JCBカードに3年で3回審査落ちした私の体験談をご紹介していきます。
1度目:JCB GOLD EXTAGE申し込み、申込キャンセル
私が初めてJCBオリジナルシリーズに申し込んだのは、学生最後の年の9月末のことでした。
その当時からステータスカードやクレジットカードを育てることに興味があった私は、JCB OSシリーズの中でも「年会費が安く、ステータス性のあるカード」である「JCB GOLD EXTAGE」に申し込みをしてみました。
申し込み条件には「20歳以上29歳以下で、ご本人に安定継続収入のある方。学生の方はお申し込みになれません。」と確かに明記されていますが、その当時の私は内定取得済み、内定承諾書の取り交わしも済ませておりました。
微妙なラインですが、虚偽の申告とならない様に注意して突撃してみました。
入会に際して嘘を書くことはせず、会社の入社年度のところは(〇〇年内定 ××年△月入社予定)と記載した気がします。
審査基準に達していない場合の審査落ちなら一瞬で通知が来ることはありますが、なかなか審査中からステータスが変わりませんでした。
そして申し込みから22日経過後、JCBから電話がかかってきました。
申し込みフォームの入社年度を確認しましたが、まだ入社前、ということでしょうか?
はい。内定承諾書の取り交わしは住んでおり、来年4月が入社予定となります。
申し訳ございません。JCB GOLD EXTAGEは現時点での情報に基づいて審査を行うので、学生の方は申込むことが出来ません。今回は申し込み基準対象外により、キャンセルで処理させて頂きます。
こうして、私の人生初のJCB OSシリーズ発行は「キャンセル」という形で失敗に終わりました。
そこから予定通り入社し、JCBカード以外の「イオンゴールド」「エポスプラチナ」や「ANA ワイドゴールド(のちにANA SFCに切替)」「セゾンゴールドアメックス」など色々な魅力的なカードを発行していきました。
後にこれが総与信枠の圧迫となり、審査落ちを招くこともつゆ知らず、、
2度目:JCB CARD W申し込み、撃沈
2度目の突撃は、入社一年目の8月末のことでした。前回学生であり発行できなかったJCBカードに未練があり、今度はポイントが通常の2倍溜まる、年会費無料のJCB CARD Wに申し込んでみました。
引用:JCB CARD W
ちなみに、JCB CARD Wの申し込み条件は次の通りで、今回はしっかりと条件を満たしています。
正直学生でも発行可能なカードなので、問題なく発行可能かと高をくくっていました。しかし、夜の22時に申し込み、翌朝の9時16分には審査落ちの連絡がメールで届きました。
営業時間を考えると実質、即落ちです。
安定継続収入という点では勤続1年未満ですし、他社カードの状況からもJCBの審査基準に達していなかったのでしょう。
私にとってこちらが初の、クレジットカード審査落ち体験でした。
3度目:JCB GOLD申し込み、撃沈
3度目は「JCB GOLD」です。入社からは約2年半が経過した、11月末の申し込みでした。
初回の審査キャンセルを含めると2度JCBに審査落ちになっている私ですが、めげずにJCBのステータスカードであり、JCBプラチナを除いたアップグレードの最短経路である「JCB GOLD」に申し込みをしてみました。
引用:JCB GOLD
他社カードでラウンジ特典やPP(プライオリティパス)、グルメ特典はカバーできているため、狙いはもちろんJCBでの実績作り、JCBザ・クラスを最終目標に見込んだカードのステータスアップです。
JCBゴールドの申し込み条件は次の通りで、基準は満たしております。
しかし、夜中に申し込み、翌朝の9時12分に審査落ちのメールが届きました。
今回は勤続年数の点では2年半以上と前回よりは改善していますが、やはりJCBの審査の壁は高いと痛感しました。
営業時間を考えると前回のJCB CARD Wと同じく、今回も即落ちです。
▽のちに待望の「JCBゴールド」を発行できました。詳しくはこちら
4度目:JCB一般カード申し込み、無事発行
そして今回、JCB一般カードを申し込み、無事発行されました。
コスパが良い「JCB CARD W」や29歳以下の私は年会費が安価な「EXTAGEシリーズ」もありますが、ステータスアップを視野に入れた場合はオリジナルシリーズのカードがスタートラインになります。
JCB一般カードの申し込み条件は下の通りで、今回ももちろん基準は満たしております。
何と今回は、申し込みから2分で審査通過のメールが届きました!
悲願のJCBカードだったので、審査通過通知の連絡を受け取った際の喜びはひとしおでした。
なんとか年内に入会できたので、メンバーシンスもキリ番の「2020」を獲得できました。
JCBカード合格までに実践したこと
それでは、3度の審査落ちからJCB一般カードの審査合格まで、私が実践したことを記載していきます。
あくまで入会審査はブラックボックスで、各カード会社の独自審査となっている点はご理解いただいた上で、参考にしてみてください。
- 合格時の私の属性
- 新卒入社約2年半(メーカー勤務)
- 他社借入0円
- 家賃支払い有(賃貸)
- 所有カード10枚、総与信枠610万円(プラチナ1枚、ゴールド3枚、ほか)
審査基準の緩いカードに申し込む
こちらは当たり前のことですが、ゴールドやプラチナなど一般的に審査が厳しいカードより、審査が緩めな一般カードを狙って申し込むことは、基本的に抑えたいポイントです。
私の場合は色々な条件が重なり、学生でも発行可能な「JCB CARD W」も一度審査落ちを体験しております。JCBの様に審査が厳しいとされているカード会社の場合は特に、上のカードを狙っている方も最初は一般カードから発行し、利用実績を積み重ねることが重要です。
私も、最終的には「JCB一般カード」という最もスタンダードなカードを申し込む事で審査を通過しました。
所有カードの総与信額を下げる
私の場合は、こちらが審査落ちに繋がった要素として可能性が高いと見ています。
3度目の申し込み時点での私のクレジットカード保有数は10枚(内2枚は同発行元につき利用枠共通)、総与信枠(カード利用可能額)の合計は770万円でした。
新卒2年目である発行時点の年収も超えており、客観的に見てもオーバーしていることは明らかな状態でした。
そこで私は、合格した「JCB一般カード」申し込みの前に他社カードの利用可能額の減枠を申請し、JCBカードが私に与えることができる与信枠(利用可能額)に余裕を作っておきました。
2枚のカードの利用可能額を合計で160万円減額する事で、総与信額を770万円→610万円に下げたのです。(160万円の減枠)
新規カード申し込みを検討している方は、カードの整理を検討してみて下さい。
信用情報などを確認する
私の場合、他社カードの保有数・与信枠や勤続年数が浅いことも審査落ちの理由ではありましたが、JCBカードばかり審査落ちするので、JCBの社内情報に傷があると予想しました。
特に私は、最初の「JCB GOLD EXTAGE」の申し込みの際に入会基準外でのキャンセル(カード会社側からの提案、処理)をしている為、それが何らかの悪影響を与えていると疑いました。
気になった私はJCB GOLD審査落ちの後にカード発行部様へ電話をして、事情を話した上で「JCB社内に悪い情報が残っていないか」の確認を行いました。
お客様の社内情報を確認しましたが、ご懸念の様な悪い情報はありませんでした。外部信用情報(JCBはCICを利用)を総合的に判断した上での審査結果となります。
ということで、私の懸念は杞憂に終わりました。むしろ、自分の信用情報に悪条件があるにも関わらず、JCB側を疑ってしまい反省することとなりました。
まずは、自分の信用情報を見直してみて下さい。支払い遅延はもちろん、カードの乱発行、乱解約なども悪影響になります。
JCB OS 一般カード発行の流れ
それでは、私がJCB オリジナルシリーズ(OS)の一般カードを発行した際の流れを記載していきます。
JCB一般カード申し込み、審査合格
年末年始も近づいた12月後半、私はJCB一般カードに申し込みを行いました。前回の「JCB GOLD」の審査落ちから「JCB一般カード」申し込みまでのスパンは約1ヶ月でした。
短期間での複数回申し込みは非常にリスキーでしたが、上でご紹介した「JCBカード合格までに実践したこと」を行い、「メンバーシンス2020」をゲットしたい一心で突撃してみました。
クレジットカードの入会年度を指し、アメックスカードやJCBカードのゴールド以上には、表面にエンボスで記されています。ちなみにイオンカードも裏面に印刷されていました。
ちなみに、メンバーシンスの印字がされるのはゴールド以上なので、今回の一般カードには記載はありません。
16時に申し込み、そこからわずか2分で審査合格のメールが入りました。
カード発送、到着
翌日の朝には「発送準備が完了しました」との旨のメールが届きました。
審査合格から2日後の22時、日本郵便の追跡番号サービスで銀座郵便局からの発送を確認。東京都(23区外)の私の家には、そこからさらに2日後の正午ごろに到着しました。
よって、即合格の場合での申し込みから到着までの日数は、申し込みから約4日となりました。
今回は申し込みも16時(翌日発送の条件は平日11時迄の申し込み)ですし、年末ということもあり、通常より到着まで時間がかかったと考えれられます。
- インターネットで支払口座の設定が完了していること(みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、ゆうちょ銀行)
- 平日11:00AMまでに申込を完了させ、12:00PMまでに「カードオンライン入会判定結果のお知らせ」メールを申し込み時に入力したメールアドレスで受領する
待望のJCB一般カードは、エアメールの様なデザインの、可愛らしい封筒で到着しました。
封筒の中には、カードの規約・規定集から各種ガイド、家族カード申込申請書などが入っていました。
JCB一般カード 券面
それでは、ついに念願のJCBのプロパーカードである「JCB一般カード」のカード券面についてレビューしていきます。
カード券面
こちらが表面です。和テイストの地紋とシンボルマークが相まって、非常に落ち着いたデザインが魅力です。
カード裏面
こちらは裏面です。注意書きなどがあまり多くなく、すっきりした印象となっています。
また、今回の「JCB一般カード」の色は、一般的なクレジットカード(楽天カード等)のシルバーより少しくすんだ色合いとなっており、落ちつた印象がグッドです。
シルバー系統のカードを並べてみましたが、「Kyash」のシルバーにも似た、非常に落ち着いた色合いになっています。楽天はどちらかというと明るいシルバーですね。
カードの色など気にならない方もいるかと思いますが、私個人としては今回のJCB一般カード、Kyashの様に落ち着いた色合いのカードは好みだったりします。
Apple Payへの設定
カードが届いたら、Apple Payへの登録も忘れずしておきましょう。コンビニから飲食店など、幅広い店舗で利用できるので非常に便利です。
JCB公式アプリからも設定できますが、私はiPhoneのWalletアプリからカードを読み取り、登録しました。
写真を載せるほどではありませんが、簡単な案内に沿って操作するだけです。
SMSに認証コードの書かれたメールを発送してもらうか、JCBに発信する事でカードの有効化ができます。
2分ほどで、Apple Payへの登録は完了します。
実物のカードより少し明るい、白っぽい色で表示されていますね。シンプルで悪目立ちしません。
クイックペイでの決済限定のキャンペーンなどもあるので、ぜひクイックペイは設定しておきましょう。利用実績をアピールする上でも日常での少額決済は有利な方向に働きます。
さいごに
当記事ではJCB(ジェーシービー)、並びにプロパーカードであるJCBカードについてのご紹介と、JCBカード発行において3度の審査落ちを体験した経緯、「JCB一般カード」合格までに実践したことについてご紹介していきました。
JCBカードには、JCBゴールドを2年連続で100万円以上使用することでインビテーションが届く「JCBゴールド ・ザ・プレミア」や、入会基準が完全非公開の国内唯一のブラックカード「JCBザ・クラス」が用意されています。
それらの最初の一歩として私は「JCBカード」を発行しました。(実際はゴールドなどが審査落ちしたのが理由ですが、、)ここから、末長くJCBと付き合っていきたいと思います。
審査合格のポイントを抑えて、あなたもぜひクレジットカードのある少し豊かな生活を体験してみて下さい!
コメント